秘密だらけの孤独姫


でも、言わなかったら…


あいつらが傷つく…


それだけは、避けないと…‼︎


ガチャ


「燐斗、いる?」


私は、燐斗の部屋の前にいる。


しーん


返事がない…


また、どっかに行ってるの…?


流星なら、下にいるかな?


とにかく、行こう。


ガチャ


「流星ー?」


母「流星くんなら、神龍の倉庫に行ったよ〜」


「燐斗も?」


母「そうよ〜」


「えー」


せっかく、言おうと思ってたのに…


んー。そういえば…


神龍にもハッキング出来る奴、いたよね?


誰だっけ…?


確か…


真面目くんだよね?


真面目くんは、どこまで情報がわかるかな?(笑)


一回、試してみようかなー(笑)


母「なんか、用があったの?」


「うん。なんか、毒牙が神龍に攻めに行くらしいの…」


母「…花音…なんで、わかったの?」


「んー?」


お母さんになら、教えてもいいよね…?


「私が…“元”…世界No.1の総長だったから…」


母「元…?」


「うん。やめたの」


母「そう…」


私の顔を見て、お母さんは何も聞かなかった…


ありがとう。お母さん…


何も聞かないでくれて…


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