world end after tale
そんな事も知らず、男は続ける。
「どうして、ラグナロクは起きたんですか?フォルセスさん?」
そこまで言われて、私は彼の方を見た。
彼は一瞬驚いて軽く仰け反った。
私はカウンターに金貨を置いて席を後にした。
彼は立たずに私を見送った。
部屋に帰ると直ぐにベッドに座った。
不快だ。
どうしようもなく不快。
今日はついてない。
タバコに火をつける。
同時に吸い込み、肺を紫煙で満たす。
不快だ。
どう考えても不快だ。
あの男、私に只興味があるだけだ。
私に怨みがあるわけでも、私に誰かを殺して欲しいわけでもない。私を捕まえに来たのでもない。
ただただ、私に、私の人生に興味があるだけ。
だから不快だ。
殺すには理由が足りない。
だが、生かしておくのも不快。
紫煙を吐き出し、不快な思いをぶつける。
トントンとドアから音がした。
そんな事をしなくても分かっている。
あの男が来ていたことくらい。
「あの、さっきは不躾な質問で申し訳ありませんでした」
私はドアを開けた。
それが意外だったらしく、男は驚いた顔をしていた。
「入れ」
私は無理やり彼を部屋に入れた。
「いつかは話し掛けて来ると思っていた」
唖然とする彼。
「どうして、ラグナロクは起きたんですか?フォルセスさん?」
そこまで言われて、私は彼の方を見た。
彼は一瞬驚いて軽く仰け反った。
私はカウンターに金貨を置いて席を後にした。
彼は立たずに私を見送った。
部屋に帰ると直ぐにベッドに座った。
不快だ。
どうしようもなく不快。
今日はついてない。
タバコに火をつける。
同時に吸い込み、肺を紫煙で満たす。
不快だ。
どう考えても不快だ。
あの男、私に只興味があるだけだ。
私に怨みがあるわけでも、私に誰かを殺して欲しいわけでもない。私を捕まえに来たのでもない。
ただただ、私に、私の人生に興味があるだけ。
だから不快だ。
殺すには理由が足りない。
だが、生かしておくのも不快。
紫煙を吐き出し、不快な思いをぶつける。
トントンとドアから音がした。
そんな事をしなくても分かっている。
あの男が来ていたことくらい。
「あの、さっきは不躾な質問で申し訳ありませんでした」
私はドアを開けた。
それが意外だったらしく、男は驚いた顔をしていた。
「入れ」
私は無理やり彼を部屋に入れた。
「いつかは話し掛けて来ると思っていた」
唖然とする彼。