甘い心はあなた一色




だめだなぁ……。


こうなったら、言っちゃうんだから!



織くんのためなら恥ずかしさなんて捨ててやるっ!



「織、くん」



「うん?」



「織くんはあたしと……したくないの?」



あぁ、何言ってるんだろあたし……。



「ん?なにを?」



「な、なにをって……」



そんな恥ずかしいこと、あたしに言わせるの?



一瞬間があってからチラッと見ると、織くんの顔がほんのり染まった。



< 195 / 396 >

この作品をシェア

pagetop