甘い心はあなた一色




「大丈夫。誰も来ないよ」



……え?



まわりを見ると、人気がない校舎。



「あれ、なんで?」



「この時間、体育館でイベントしてるからね」



「そうなんだ……」



だから人がいないんだ。



って。



「ちょっ、織くん何してるの!?」



あたしの制服に手をかける織くん。



「ん?見てわからない?」



妖しく笑う織くん。



プチン、とあたしのブラウスの第二ボタンまでが開けられた。



えええ!?



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