胸キュン *イケメンに限る
☆純子side☆
美優ちゃんの第一印象は
もろ、タイプ
だった。
でも、目つきが悪くて友達にはなれないな
と思っていた。
だから、
私は美優ちゃんとは違うグループにいて
あいさつする程度の仲だった。
仲良くなったのは1学期の後半。
私のグループでは、決裂が起きていた。
私も巻き込まれて、
その時
助けてくれたのが美優ちゃんだった。
美優ちゃんは、
人の気持ちに敏感で、
思いやりがあって…
もう、お嫁さんに欲しいです!
だがしかし、モテモテなので、
ライバルは多いです。
そんなことを教えてあげると、
「へぇー、仲、いいんだ。」
にっこり笑った中島くんの笑顔に
私は少し、ドキリとした。
「次、俺が歌う。」
急に手がバッと伸びてきて、
私が握っていたマイクを奪い去った。
岩田君だ。
一体、何を歌うんだろう。