胸キュン *イケメンに限る



☆進side☆


あぁー、早く終わんないかなー。

部活見に行きてぇー!


みんなの自己紹介なんてそっちのけで

部活のことばかり考えていると…



「出席番号20番 園田 純子です。

中学では、文化部でした。

高校では、

料理研究部に入りたいと思っています。

1年間、仲良くしてください。」



聞き覚えのある声がして、そちらを向くと

講堂でぶつかった女の子がいた。


園田純子ねぇ。

名前も普通だな。

スポーツできそうなのに、

文化部だったんか。


そんなことを考えていると、

席に着こうとした彼女と目が合った。



ぺこり


彼女が軽い会釈をしてきた。



ドキンッ



なんでもないことなのに、

なぜか俺の胸が高鳴ったのは

気づかないことにしよう。



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