胸キュン *イケメンに限る
☆純子side☆
「おー、結構早く終わったなー。
じゃあ、委員会決めでもするかぁ!」
予定よりも早く自己紹介が終わったらしく
担任は、ハイテンション気味に言った。
「おし、お前らクジひけー!」
ま、まじか担任!
「えー?!」
「嘘だろ?‼」
「希望とれよー‼」
ブーブーブー
あちこちからブーイングが出る中、
「うるせぇ、お前ら
俺の言うことに従うんだ!」
ドヤァと決めた後、担任はいそいそと
クジの箱を回していく。
「おし、全員に回ったな?
では、美化委員からー」
え、いきなり美化委員かよ。
「12番引いた二人~
手上げろ~」
…12番だと?
すると、何かな?
私のこの震える拳の中の紙切れの番号は…
「おら、女子は誰だよ!早くしろー」
くっ…
そろりと手を上げると…
「あ…?お前の名前なんだ?」
覚えとけや、この野郎。
「園田純子です。」
「おぉ、そうだ。園田か。
じゃあ、園田と岩田。
お前ら、今から掃除行ってこーい!」
「「…え?」」
「いやー、この学校
改築工事してたんでよ、
桜の花の掃除が済んでないんだよ。
だから、頼むな?」
そんなこんなで(?)
私は今、校門に立っています。
そして、隣には
モサモサ君、
もとい、
岩田君が立っています。