初彼氏上々↑
走りに走り、
駅には10時前に着いた。
まだ蓮人くんは来てないようだった。
はやく、こないかな〜。
駅に来てから、2〜3分くらいで
蓮人くんは来てくれた。
「お前、ちゃんと来たんだな、
ほら切符!行くぞ。」
え?いつのまに切符買ったの!?
てか、行動はやすぎじゃない!?
「え!?
ちょっと!切符のお金…」
「うるせぇよ黙れよ。
今日は俺が誘ったんだから
これくらいいいだろ。」
そう言いながら蓮人くんは
頬を赤らめ、そっぽを向いた。
「れ、蓮人くん!?
なんで顔赤いの?え?大丈夫?」
熱でもあるのかな…?と
蓮人くんのおでこに手を当てる。
「お前、そんな無防備にしてると
襲うぞ…?」
蓮人くんは言いながら、
わたしの唇に人差し指をおいた。
「っ…///」
恥ずかしすぎる…
こんな駅の真ん中で…
ドキドキとキュンキュンが
心の中を駆け巡る。
え、わたしなんで
キュンキュンしてるの…?
あんな俺様嫌いなはず…