Egoist(エゴイスト)


「そこの女倒れているのか?」


あっ、亜実のこと忘れてた


「はい、あの手を・・・」


私が、手伝ってくださいと言う前に男は亜実をおんぶして歩き始めた。


「・・・ありがとうございます」


「・・・・・・」


男は、チラッとこっちを見てすぐに顔を戻した。


無口だけど、悪い人じゃないらしい


男は立ち止まり、神社の部屋へと通された


そこには、チャラそうな男と可愛らしい男の子がいた。


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