シークレットガール
陸は、あたしの頬に手を伸ばす。


「俺が、その男のこと忘れさせてやるよ」


そんなこと、頼んでなんかない。


陸はあたしに唇を重ねてくる。


それが、ドンドン深くなって行く。


あたしは、そのキスに瞳を閉じてた。


陸は、、、


陸の父親は警察官。


その血は、陸にも流れている、、、


陸も同じ。


なら、、、


利用すれば良いじゃない。


山吹を利用してるように、陸のことも、、、


あたしが生きてる、、、


生かされてるのは、お母さんとの約束のため。


それ以下でも、それ以上でも、、、


あったらいけない。


あたしの気持ちは、、、


、、、イラナイ、、、

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