シークレットガール
「それに、まだ話終わってねぇんだろ」


山吹は、さっきまで陸と話してた彼らを見る。


「、、、じゃ、お願いします」


礼儀正しく、山吹に頼む。


「あぁ」


山吹は1度あたしを見て、部屋を出て行った。


「明日ね、リンちゃん」


愛華に見送られ、あたしも部屋から出た。


山吹の横を歩くが、山吹が口を開くことはなかった。


だから、あたしが先に口を開いた。


「いつもの場所」

「あぁ」


山吹はあたしが言いたいことがわかったのか、車に乗り込むといつもの場所へと車を走らせた。


そう、いつも山吹と会っている、高級ホテルに、、、


山吹に聞きたいことは山ほどある。


でも、誰かに聞かれるのはごめんだ、、、

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