シークレットガール
山吹だって、わかっていることだ。


この関係も、任務のためだって、、、


なら、陸とのこともわかってくれるはず。


「シャワー」


そう言って、あたしはお風呂場へと向った。


シャワーを浴び、再び部屋に戻ってくると、山吹は何やら考え込んでるようだった。


あたしは、山吹の隣に座る。


「山吹の番」


山吹はチラッと、あたしのことを見る。


「リン」


まだ、気にしているのだろうか。


「山吹」

「はぁ~。わかった」


山吹は、諦めるように立ち上がった。


山吹は、本当に優しい男なんだから、、、


そんなんで、よく組長としてやっていけるものだ。

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