シークレットガール
シャワーを浴びて、部屋に戻ってくる、山吹。


__バサッ__


あたしは着ていた、ブランケットを脱ぐ。


山吹は新しく出来ている根性焼きに後を見て、眉を寄せる。


本当に優しい男なんだから、、、


「いい加減、慣れたら」


山吹とあたしの関係は、今に始まったことじゃない。


もう何年も経つ。


なのに、この傷を見るたびに、毎回毎回悲しそうな顔をする。


「お前も、いい加減拒めよ」

「勲章」


なんて、冗談で言ってみる。


「女の癖に、こんな勲章作ってんじゃねぇ。嫁にいけなくなる」


女の癖にって、男とか女とか関係あるのだろうか。


「大丈夫。山吹が貰ってくれる」

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