シークレットガール
愛華にさよならを告げ、学校を後にした。


こうやって1人で帰るのは、いつ振りだろう。


何かと、彼らと一緒にいる。


そのせいで、1人で居る時間は減った。


だからか1人で歩くのが、少しだけ、、、


ホントに少しだけ寂しく感じた。


1人には、慣れていたはずなのに、、、


どうしてあたしは、こんな気持ちになってるんだろう。


あたしは自分の気持ちを隠すように、足早にあの男の元へと向かった。


警察庁に着くなり、憂鬱になる。


ここにはあたしが嫌いな、警察官がゴロゴロといる。


何もしてにくとも、疑いの眼差しを向けてくる。


でも中に入らなければ、あの男には会えない。


用があるなら、そっちから来てもらいたいものだ。

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