シークレットガール
あたしは、、、


あたしに出来ることをとりあえずやろう。


少しでも、犠牲者を出さないように、、、


あたしはそう思って、着替えをし、街へと繰り出した。


学校にも行かずに、ただ薬の売買を阻止するために、、、


でも首謀者が捕まらない以上、薬の売買が止むことはない。


学校に行かなくなって、1週間が過ぎた頃。


山吹から連絡が来た。


あたしから連絡を取ることがあっても、こうやって山吹から連絡が来るのは初めてのことだった。


「もしもし」

『何してんだよ、不良少女』


不良少女って、別にあたしは悪いことなんてしていない。


しいて言うなら、煙草を吸っていることくらいだ。

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