シークレットガール
あたしが動かなきゃ、、、


「薬、、、。今出回って、、、」


__ガシャン__


まだ話し終わってないのに、陸が行きよく立ち上がったせいで、言葉を続けることが出来ない。


陸はあたしのことを、強い瞳で見てくる。


もしかして、この話はNGだったのだろうか?


「来い」


そう言われたものの、どうすればいいのかわからない。


あたしは視線だけを、陸に向ける。


「来いっつってんだよ」


陸は座っていたあたしの腕を掴み、教室から出て行く。


掴まれている力が強いせいで、引きづられているようなもの。


てか、何処に向ってんのよ。


何か、いつもこんな感じな気がする。

< 146 / 278 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop