シークレットガール
「で、君はここで何をしていたのかな?」


あたしは彼らの質問に、何1つ答えるつもりはない。


真っ直ぐに警察官を睨む。


「どうした?」


遠くから、楓の声が聞こえてくる。


やっぱり、泉谷警視って楓のことか。


「怪しい生徒が、、、」


そう言って、警察官の連中があたしを楓の前に差し出す。


楓の隣には、椿もいる。


そして何故か、陸たちも、、、


「リンちゃん」


愛華はあたしの名前を呼ぶ。


楓と椿は愛華のことを1度見て、あたしに視線を移す。


「あったのか?」


楓が聞く。

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