シークレットガール
待てよ、泉谷警視の父親って、、、


「リンの父親って、、、」

「お前も知ってるだろ、俺らの父親」

「、、、警察庁長官?」

「あぁ、って言っても、俺らとリンは父親が違うがな」


よく、意味がわからない。


「俺ら3人の他に、もう1人妹が居る。そいつが、親父とお袋の子供。俺ら3人はお袋は一緒でも、父親は別の人間だ。俺とこいつは本当の兄弟だけどな」


泉谷警視は、泉谷警部のこと見ながら言う。


リンの家がここまで、複雑だとは思わなかった。


「リンがこうなったこと、本当の父親にも言わなきゃな」


そう言い、泉谷警視は携帯を取り出す。


「本当の父親?」

「あぁ」


それ以上、泉谷警視は何も教えてくれなかった。

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