シークレットガール
「リン!!」


調度良く出てきたリンに、その男は近寄る。


出て来たと言っても、リンはまだベットの上で寝ているが、、、


「リンは?」


泉谷警視と泉谷警部に詰め寄る。


「時期に目が覚めるわ」


その言葉に、安心したような顔をする男。


年の頃なら、俺らと同じくらいだろうか?


リンが運ばれた病室にみんなで入る。


「リン。俺じゃ、止められねぇんだよ。あいつのこと」

「どういうこと、タカヒロ」


泉谷警部が聞く。


「誰も、あいつを止められねぇよ。あいつは本気で潰そうとしてる、暴走族を」


その言葉に俺は、眉を寄せた。

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