シークレットガール
だから、、、


あたしは小さく深呼吸をして、2枚目の手紙を目を通した。


『リンが生まれた日のことを、今でも忘れられない。

リンが生まれて、ママは本当に嬉しかったんだよ。

だって、リンはパパとの子供だったから、、、

ママもね、最初は山吹との子供だと思ってた。

リンがお腹の中に居る時に、山吹との付き合いはもう始まっていたから、、、

でも、今日ね?本当のことがわかったの。

リンはパパの子供で、柚が山吹の子供だって、、、

リンなら、背負えるよね?

リンなら、パパと柚のことを任せても大丈夫だよね?

ママには、誰も傷つかない方法がわからなかった。

だから、このことをずっとみんなに隠してた。

リンがお母さんの立場だったら、どうした?

後のことは、リンの判断に任せる。

ママより』

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