シークレットガール
「無理って、決めるのはお前じゃねぇ。俺だ」
陸には、、、無理だよ。
そう思うのに、どうしてあたしはこんなに満たされているのだろうか?
どうして、、、
今まで、誰にも言えなかった。
だって、あたしは強い人間じゃなきゃイケなかったから、、、
それに、手を差し伸べてくれる人なんて、、、
居なかった、のかな?
あたしが目を逸らして居ただけだったんじゃ、、、
でもこんな風に真っ直ぐ手を差し伸べてくれたのは、陸が初めてで、、、
その手を、あたしは掴んでしまいそうになる。
そんなことしちゃイケないのに、、、
でも、あたしはもうボロボロで、、、
1人じゃ、立てないくらい弱くなってる。