シークレットガール
柚がその気なら、あたしがすることは


、、、決まった。


「彼らが、ここに居ることを知ってて来たんでしょ?」

「もちろん」


やっぱり、、、


柚は彼らの顔を、拝みに来たんだ。


「そう。なら、あたしは彼らを信じる」


柚が、振り返る。


「彼らは、、、月光は、柚には潰せない。それと、、、」


あたしはゆっくり、深呼吸をする。


「警察が、、、柚とタカヒロを捕まえられないなら、あたしが柚を捕まえる」


その言葉に、柚は笑った。


「無理だよ」


そう言い残し、病室を出て行った。

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