シークレットガール
山吹があたしの顔を見る。


「今回の犯人って、、、」


山吹は、気付いたのだろう。


「柚だよ」


あたしの言葉を聞いたが、彼らは驚きもしなかった。


話を聞いてたら、誰だって気付くだろう。


「、、、んで?」


愛華がボソリ、と言う。


「え?」


愛華の顔には、涙が溜まっている。


「今回のことは、斗真たちには関係ないじゃん。なのに、どうして?どうして、斗真たちが危険な目に合わなきゃイケないの!?全部、リンちゃんの家族の問題じゃない」

「おい、愛華」


斗真が、愛華を止めに入る。


でも、愛華の言うことは正しい。


彼らは、何も関係ない、、、


それなのに、、、

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