シークレットガール

「違うよ。でも、、、」

「きっと愛華がリンちゃんと同じ立場でも、陸や勝は動いてくる。俺が「止めろ」って言っても、、、。なんでか、わかるか？」


斗真の質問に、愛華は首を傾げる。


「俺にとって、愛華が大事だから。月光の奴らは、みんな大事な仲間だ。そして仲間の大事な奴は、俺らにとっても大事にとっても、大事な奴ってことだ」


斗真は陸を見る。


「それが、月光だ」


勝の言葉に、愛華はグッと下唇を噛む。


「、、、ごめん。リンちゃん」


そして、愛華はあたしに謝ってくる。


愛華は何も悪いわけじゃない。


むしろ、全部正しい。


だったら、あたしも彼らに全部を話さないとイケないと思った。