シークレットガール
「山吹。みんなに話したいことがあるから、出て行って、、、」


あたしの言葉に「わかった」と言い、山吹は席を外した。


「愛華は何も悪くない、、、」


あたしは、陸の顔を見る。


「言いたいことあんなら、言えば良い」


今まで、誰にも言えなかった。


「あたしは、山吹の、、、、子供じゃないの」


どんなにそれを望もうと、、、


現実は違うんだ。


「どういう意味だよ」

「それは山吹も知ってる。あたしの父親は警察庁長官。あの人なの、、、」


あたしは彼らにお母さんの手紙と、DNA鑑定の書類を見せる。


「これって、、、」

「山吹の子供は、柚なの、、、」



それがたった1つの、、、真実。

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