シークレットガール
タカヒロと柚が、あたしと中に入って来たのを見て、みんなは驚く。


「柚、、、どうして」


1番に口を開いたのは、椿だった。


タカヒロは空いているソファに柚のことを下す。


「今回の首謀者はこの2人。2人には、自首させる。話が付いたら、連れて行って欲しい」


楓や椿の目には、動揺が伺える。


自分の妹が犯罪に手を染めていたら、誰でもこうなるだろう。


ましてや、楓と椿は警察の人間。


家族から、犯罪者が出れば2人の立場にも問題が生じる。


でも、なかったことにはしちゃいけない。


「柚。彼らに言う事が、あるでしょ」


あたしは柚の手を握る。


大丈夫、と、落ち着かせるように、、、

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