シークレットガール
「、、、ごめん、なさい」
自分の非を認めて頭を下げることは、年を重ねることに難しくなっていく。
でも悪いことをしたら、謝らなきゃいけない。
許すとか、許されないとか、以前に、、、
目を逸らしてしまったら、それこそ悪い方にしか進まなくなる。
「あなたたちのことを、あたしも利用してた。ごめんなさい」
あたしも頭を下げる。
最初から、彼らに近づいたのは利用するため、、、
これで、すべて終わる。
彼らは、あたしに「友達」と言うものを教えてくれた。
でも警察の人間になったあたしが、これから彼らと今までのように付き合うことは出来ない。
あたしと彼らの生きている場所は、正反対の場所なのだから、、、