シークレットガール




「、、、ごめん、なさい」



自分の非を認めて頭を下げることは、年を重ねることに難しくなっていく。


でも悪いことをしたら、謝らなきゃいけない。


許すとか、許されないとか、以前に、、、


目を逸らしてしまったら、それこそ悪い方にしか進まなくなる。


「あなたたちのことを、あたしも利用してた。ごめんなさい」


あたしも頭を下げる。


最初から、彼らに近づいたのは利用するため、、、


これで、すべて終わる。


彼らは、あたしに「友達」と言うものを教えてくれた。


でも警察の人間になったあたしが、これから彼らと今までのように付き合うことは出来ない。


あたしと彼らの生きている場所は、正反対の場所なのだから、、、

< 258 / 278 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop