シークレットガール
あたしは彼らの様子を伺う。


「愛華、そこの可愛い子ちゃん誰?」


勝があたしのことを指差しながら、愛華に聞く。


「今助けてもらったの。で、、、名前なんだっけ?」


愛華があたしに聞く。


「リン」

「リンちゃんだって~」

「助けられたって、何か合ったのか?」


陸はあたしの方を見ずに、愛華に聞く。


「知らない男子に絡まれちゃって。その時、リンちゃんが、、、」

「絡まれたって、誰にだよ」


愛華が言い終わる前に、斗真が言う。


ホント、わかんない。


この愛華って、何なの?


「だから、知らない男子だって~」

「1人で勝手に居なくなるなよ」


斗真は心底、愛華のことを心配しているようだ。

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