シークレットガール
「親父も、いつまでこんなことやらせるつもり何だか」


楓が言う。


「リンも嫌なら、断っても良いんだよ?」


椿は心配そうな顔をする。


「別に」


あたしはやりたいわけでも、やりたくないわけでもない。


本当にどうでも良いのだ、、、。


それ以上、2人は何も言わなかった。


建物から出る際、「気をつけろよ」と楓から言われた。


それにいつものように「大丈夫」と答え、あたしはここを後にした。


ここ、、、警察庁を。


警察庁が見えなくなると、1人の男に連絡を入れる。


この任務には彼は、欠かせない男。


「いつもの所で」


自分から電話をしときながら、自分の用件だけを伝え、電話を切った。

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