シークレットガール
あたしは奪ってきた薬を手に取る。


こんなに手を出した所で、快楽を味わえるのは一瞬。


その後薬なしじゃ不安定な状態になり、段々と薬に溺れて行く。


まさに、生き地獄。


なら、死んだ方がずっと楽になれるのに、、、


こんな一瞬の快楽のために、人生棒に振るなんてバカな奴ら。


奪った携帯と薬を袋に終い、テーブルに投げる。


「白龍」


そういえば、売人の学生が言っていた。


意外と売人の学生が集まっているかもしれない。


なら、自分から仕掛ける、か。


このまま次の売買を持っているだけじゃ、警察の奴らと変わらない。


奪ってきたものを返さなければいけないし、椿のところに行くか。

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