シークレットガール
そして、あたしも「いつもの場所」へと向う。


高級ホテルの一室。


ベットの上で、先ほど電話で話した男と煙草を吸う。


部屋に入ってから、特に言葉を交わすこともなく体を重ね、今に至る。


「未成年は、煙草禁止なんだぜ」


なんて、冗談を言われる。


「売春も禁止されてるけど」


それにあたしは、言い返す。


「売春って、お前なぁ」


そう言い、鼻で笑う。


「山吹、城西の情報」


あたしが手を差し出すと、男はファイルに入った書類を渡してくる。


手の中にある、書類たちに目を通す。


「あそこのほとんどが、月光の奴らだ」

「こいつらは」


そう言い、山吹に書類を見せる。

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