シークレットガール
朝よりは少し、頭痛が和らいだ気がした。


大丈夫、、、


あたしは教室へと戻った。


「リンちゃん~」


教室に入るなり、愛華が手を振る。


それに微妙な態度を取り、自分の席に着く。


「陸は?」


斗真があたしに聞く。


「保健室」

「ったく」


斗真はそう言うと、立ち上がり教室を出て行った。


「どんだけ、相思相愛なんだよ」


勝が言う。


「勝、嫉妬してんの?」

「何が悲しくて、男に嫉妬なんかすんだよ」


確かに、、、


勝が斗真に嫉妬したら、、、キモイ。


「お前も何見てんだよ!!」


何故か、あたしにトバッチリが来る。

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