シークレットガール
あたしは呆れながら、様子を見ていた。


「陸さん!!」


そこに慌てた、男子学生がやってくる。


「あ゛ぁ?」


そんな相手に、不機嫌そうにする陸。


用があって、彼だって来たんだからそんな態度を取らなくても、、、


しかも息まで上がってると言うことは、相当急いできたのだろう。


それなのに、そんな態度を取られて、、、


あたしには、彼が不憫に思う。


「白龍が潰されました」


なんだ、白龍のことか、、、


そう冷静に聞いていた。


なのに彼らは少し動揺しているようだ。


なんで?


そんなに強い奴らではなかったと思う。


なのに、どうして彼らはこんな反応をしているのだろう。

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