城田くん取扱説明書


あれは、冗談だったのかな。

私に話を合わせてくれたのかな。




それに…やっぱり好きなひといるんだ。

なーんで気がつかなかったかな。
最初に全部読んだはずなのに。



はあ、とため息をつき考える。



少し考えるとすぐに答えが浮かんだ。


…ああ、そっか。
最初に読んだときはただの好奇心だったから。

その事項を重要視、してなかったんだ。


ちゃんと、説明書には最初から書いてあったのに。



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