ヤクザと少女


「全部だよ」




「ヤクザをよく好きになったね」





「竜之介もじゃん」





「まあね」




あれからたくさんの月日が過ぎて




たくさん悲しんで




たくさん苦しんで



竜一がいない世界で生きてるなんて



嫌だった 死にたかった



けど竜之介がいて


翔もいてくれて


楽しいこともあった
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