kuro



「僕も......光が、好き。



光が僕を見つけた時から


ずっと。」



少し震える声に
心がざわつく。



やっと、やっと。
本当の「好き」を....聞けた。

しがみつくように体重を預けると
凄く早く打ち出している
くろの心臓の音が聞こえた。



「頭の中は、
おねーさんに会いたい



そればっか。

実際に会ったら
話したい、触れたい。
帰したくない。


そればっか。

それは、光も望んでくれてること?」





大きく頷く。

「私も一緒だよ。
だから、くろの彼女に、なりたい、です。」

そう伝えると
少し体を話され額同士を
くっつけられる。


「うん。
僕も、光の彼氏になりたい。

サヨナラの瞬間を想像すると本当は怖いけど、それ以上に。










.......光を今離したくないって



思うから。」




額に落とされたキスに


ついに私は涙を溢れさせたのだった。





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