ma cherie *マシェリ*
それ、オレんじゃないの?
なんて口から漏れそうになって、慌てて飲み込んだ。
後に続いたサキの言葉のせいで。
「お父さん喜ぶかなぁ……」
「はあああああ? お父さん?」
「え? そうですよ? 父の日のプレゼントなんです」
事務所の壁にかかったカレンダーをキッと睨んだ。
たしかに明後日15日は父の日だ。
なるほどね、パパへのプレゼントなのね。
って、納得してどうする!
「あの……オレ、今日誕生日なんですが……」
「ええっ」
目を丸くして驚くサキ。
っつうか、こういうこと言わせるなよー。
まぁ、知らなかったんならしょうがないか。
「ハッ……そういえば……リアナちゃんが言っていたような言っていなかったような……」
って、聞いてんじゃねぇか。
「す、すいませんっ。どうしよっ……あたしっ……」
おろおろするサキにオレは体を近づけた。
「じゃ、キスして? それで許す」
なんて口から漏れそうになって、慌てて飲み込んだ。
後に続いたサキの言葉のせいで。
「お父さん喜ぶかなぁ……」
「はあああああ? お父さん?」
「え? そうですよ? 父の日のプレゼントなんです」
事務所の壁にかかったカレンダーをキッと睨んだ。
たしかに明後日15日は父の日だ。
なるほどね、パパへのプレゼントなのね。
って、納得してどうする!
「あの……オレ、今日誕生日なんですが……」
「ええっ」
目を丸くして驚くサキ。
っつうか、こういうこと言わせるなよー。
まぁ、知らなかったんならしょうがないか。
「ハッ……そういえば……リアナちゃんが言っていたような言っていなかったような……」
って、聞いてんじゃねぇか。
「す、すいませんっ。どうしよっ……あたしっ……」
おろおろするサキにオレは体を近づけた。
「じゃ、キスして? それで許す」