ma cherie *マシェリ*
スーってわき腹を撫でられる。


きゃあああああ。


ダメ、それダメ。


だってまだ心の準備が……。


あたしまだそういうことっ。



軽くパニクってきたあたしは

とにかく両手両足をジタバタと動かして


「いやだぁあああ」


って叫んだ。


その瞬間。



「う”っ……」


唸るような声がして、マヒロさんの動きが止まった。



見ると、一瞬目を見開いたかと思ったら、辛そうに眉を寄せる。


そしてあたしから離れて、うずくまってる。


某所(男の人のすごくすごく大事なトコロ)を押さえながら。



これはもしかして……


もしかしなくても、



クリーンヒット?




< 186 / 278 >

この作品をシェア

pagetop