不器用なちょこれいと




嫌なことがあるときほど時が経つのは早くて、気づけば終学活。



「ーーでは、これで終わります。号令」


「気をつけーれーい」

「さようならー」



みんながゾロゾロと教室から出て行く。

隼斗は日直だから教室に残っていた。



すると、



「おい、お前。」



後ろから、声。



「なによ。」

「お前、俺のチョコは?」




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