監視恋愛
監視1日目

帰宅してすぐに引き出しからルームウェアらしき着替えとタオルを取り出した美咲さん。


今からお風呂か?


トイレや風呂を覗く程流石に変態じゃない。
そんな無意味なプライドこそあったが、興味がないと言ったら嘘になる。


残念ながらそのまま脱衣所に向かい裸を見る事は出来なかったが、風呂上がりに濡れた髪を梳かす美咲さんが見れただけで十分だ。


タオルドライした髪を放置してスマホを触り出した美咲さんが徐に声を発した。


〝あ、もしもし?お風呂に入ってて気付かなかったよ、ごめんねー!〟


突然の発声に一瞬動揺したけど、ただ電話を掛けただけだった。



相手は誰だろう?


〝うん、いいよ。明日土曜日だし。泊まってくんでしょ?〟


え?
もしかして誰か泊まりに来る?


それって男?女?
どっちだ?


出来れば女の子でありますように。
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