あたしと寮と狼先輩。







「おい、大丈夫か?」



隣にいる藤堂くんが声を掛けてくれる。


が、あたしの頭の中にはガーン…というアニメのような効果音が流れたままだ。

男の子と一つ屋根の下ってことでしょ?
どこの携帯小説ですかこの展開は!







「おーい、宮間。ショック受けてるとこ悪りいんだけど話はこれだけじゃねーんだ。」



ちらっと先生の方を向くと、なーぜか満面の笑みであたしを見てる。





『な、なんですか?』


なんだか………

すごく嫌な予感がするゾ☆













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