あたしと寮と狼先輩。





『ちょ、先生!あたしまだ頭ん中パニックなんですけど!』


そう訴えかけると、先生は急に足を止めた。
…せいであたしは先生の背中に思いっきり顔をぶつけた。





『ぶっ………』


ううう…痛い。
てか何これ、デジャブ?





「そーいやあお前、俺に聞きたいことあったんじゃねーか?」



あたしの横に並んだ先生は思い出したように聞いてきた。


あ、さっき手挙げたときのことかな?



『ま、まあ。』


「んで、何聞きたかったわけ?」



この人よーくみると格好良い顔立ちしてるなあ。

白衣ってのがまた雰囲気出てる…


じゃなくて!!!











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