煌めく君に恋をする!〜私と彼の秘密〜

〜彩編〜

私はいったん家路に戻る

ホテルは繁華街の方向にある

逆方向だけど近いから送り届けば

一人でも帰れる場所

どちらかといえば私は

あまり話す人ではないから
無言のまま

家に着いてしまった

「すいませんけど外で待っ
ててください」

私は田中さんに伝える

「真依姉ぇー帰ったよ」

さっきと同じようにソファ
ーに横になっていた

「ありがとー悪いねー彩」
私は袋から湿布と包帯を出す

「優しくしてね」

つぶやく、真依姉ぇ

ちょっと触っただけで

痛ったーい!」

騒ぐ真依姉ぇ

「だから、病院に行けばよ
かっただよ。時間みて大き
な声だしたら近所迷惑になるよ」

本当は外にいる

田中さんに聞かれたくないから

それだけ…

手当を終え

「あとこれ、夜ご飯ね食べてないでしょ」

私は玄関へ向かう

「彩〜どこいくのこんな時間に？」

「ちょっと外いってくるー」

「珍しいねー気を付けるだよ」

こんな夜に外にしかも一人
で行くのは初めてかも