黒猫拾ったら、吸血鬼でした。おとしものにはご注意を!
「お、やっとできたか」
「どの口がそう言ってんのよ、居候吸血鬼のくせに」
「別にいいだろ、退屈しなくて。むしろ、感謝されてもおかしくないけどな」
ココアを飲むアリスとコーヒーを飲む……ん?
……名前知らないし。フツーアリスが教えるもんでしょ!?
「あの、名前なに?」
「四条和貴(しじょうかずき)。好きに呼んでくれ」
「はあ」
どうしてアリスはアリスで、この人は違うんだろ……なんて思っていたら、アリスが答える。
「言っただろ、こっちにいるのが長いからだ。馴染むと、コツを覚えるんだよ」
「へ〜」
「聞いておいてなんだ……まあいい、それより血よこせ」
「嫌」
私とアリスがソファで暴れてると、また後ろから抱きしめられる。
「どの口がそう言ってんのよ、居候吸血鬼のくせに」
「別にいいだろ、退屈しなくて。むしろ、感謝されてもおかしくないけどな」
ココアを飲むアリスとコーヒーを飲む……ん?
……名前知らないし。フツーアリスが教えるもんでしょ!?
「あの、名前なに?」
「四条和貴(しじょうかずき)。好きに呼んでくれ」
「はあ」
どうしてアリスはアリスで、この人は違うんだろ……なんて思っていたら、アリスが答える。
「言っただろ、こっちにいるのが長いからだ。馴染むと、コツを覚えるんだよ」
「へ〜」
「聞いておいてなんだ……まあいい、それより血よこせ」
「嫌」
私とアリスがソファで暴れてると、また後ろから抱きしめられる。