黒猫拾ったら、吸血鬼でした。おとしものにはご注意を!
朝食を終えてバイトに行く準備をしていると、アリスが何故か黒猫になっている。



「……まさか、ついてくる気じゃないでしょうね?」

『烏と天使がいるからいいだろ、よっと』

「はあ……じゃあ後お願いねルインくん」



一抹の不安を感じつつ、ルインくんに後をお願いする。



「はい。お任せください」

『ちょっと待て。何故ルインにだけ頼むんだ』



笑顔で頷くルインくん。頼まれなかった事に不満を言う烏の和貴はほっといて、バイトに向かった。



うん、ルインくんがいるから大丈夫だよね。


なんだろう、この安定した安心感。



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