○○彼氏。~バレンタイン編~
「え!?弟!?妹!?」
「どっちも」
「えぇ!?じゃあ何人兄弟!?」
「4人」
へぇ~・・・・・そんな話全然聞いたことなかったなぁ。
そう思っていると、
「上がって、上の突き当りの部屋行ってて」
と優希が言った。
「は、はい」
そうだった、あたしは今日この身を優希に捧げるんだった。
本来の目的を思い出して、一気に緊張する体。
そんなあたしに気づいたのか、優希は
「まだしねぇよ」
と言ってあたしの頭を撫でた。