○○彼氏。~バレンタイン編~
そのあとは優希の弟や妹の話やクラスの話と、他愛のない話をした。
そして、ついにその時がやってきた―――――――・・・。
「風呂、先入る?」
優希の家に来て数時間。
窓から見える外は真っ暗になっていた。
「う、ん。じゃあ、入ってこようかな」
そう言って着替えなんかを取り出すと、こっち、と言って部屋を出る優希。
その後に続いてあたしも部屋を出た。
「ここに置いてあるバスタオル使っていいから」
上の戸棚を指差して教えたあと、優希は脱衣所を出て行った。
・・・・・ついにこの時がやってきたのね。
ドキドキと高鳴る心臓。
服を脱いだあたしはお風呂に入り、すみずみまで磨いた。
ムダ毛処理は、今朝やってきたからオッケー!!
最終確認をして、お風呂場から上がる。
そして、綺麗にたたんであった勝負下着を手に取る。