○○彼氏。~バレンタイン編~
・・・・・って、下着つけていいのかな。
友達はつけなかったって言ってたような・・・・・。
うーん、と悩むこと数分。
ここラブホじゃないんだから、つけるでよし!!!
ささっと上下黒のスウェットに着替え脱衣所をあとにした。
「優希ー。上がったよー」
そろーっと部屋のドアを開けると、ベッドに寝転んでケータイをいじっている優希。
「あぁ。じゃ、俺入ってくるわ」
そういうと優希は部屋を出て行った。
今からこのベッドで・・・・・。
って!!なに妄想してんの!!
ギャ―――!!と一人でジタバタと騒ぐ。
よ、よし。ここは精神統一のために黙想を。
あたしはスー、ハー、と深呼吸を繰り返して目を閉じた。