○○彼氏。~バレンタイン編~


少しだけ颯輝の態度に違和感を覚えつつそう聞くと、颯輝は




「ううん、全然。これも美味しいよー」




と言ってこちらも一気に食べる。




そして。




「ごっちそーさまっ」




食べ終わると同時、何故か妙にテンションの高い颯輝。




「莉奈ー、ありがとね」




颯輝はそういうや否や私に抱きついてくる。




その重みで後ろに倒れそうになる私。




「ちょちょちょちょ、さ、颯輝!?」




ギリギリのところでまで踏ん張ってみる。




が、あっけなく後ろに倒れてしまった。


< 83 / 102 >

この作品をシェア

pagetop