○○彼氏。~バレンタイン編~
し、心臓に悪いっ……!!
その後、寝返りをうった颯輝はやっと私の上から退いてくれた。
私はというと、颯輝の言葉と耳にかかった吐息の感覚がいつまでも消えなくて、なかなか寝付けなかったのは言うまでもない。
────...
──...
「ほんっとーに、申し訳ありませんでした」
朝。
起きて目に飛び込んできたのは、私の目の前で土下座する颯輝の姿。
「ちょ、颯輝!?なにして、」
「いや、ほんっとーにごめん。床で寝させちゃってるし、何より昨日いろいろ暴走し過ぎました」